どうやったらキャリアアップを目指していけるのか?
未経験、もしくは施工管理になってまだ経験が浅い人に向けてステップアップ方法をまとめていきたいと思います。
実際、自分は先輩のマネをしてきました。
今ではこれが最短だったと思います。
そんな経験をこれから施工管理を目指す後輩に向けて一つの指針になればと思いロードマップを記しておきます。
実務経験の蓄積
まずは、実務経験が必要になります。
土木施工管理の実務経験を積む方法として、以下の2つが挙げられます。
- 土木工事の施工会社に就職する
- 土木工事の施工に関わる基本的な実務経験を積むことができます
- 現場の指揮や監督の業務、補助者としての役割、施工図面の作成などが実務経験として認められます
- 発注者側として現場経験を積む
- 現場の監督技術者の補助として働くことで、実務経験を得ることができます
- 公共事業の計画・発注をサポートする発注者支援業務に携わるのも有効な方法です
実務経験を積む際は、単なる雑務や資材搬入だけでなく、工事の施工に直接関わる業務に携わることが重要です。また、学歴によって必要な実務経験年数が異なるため、自身の状況に応じた計画を立てることが大切になってきます。
資格取得によるキャリアアップ
次に、実務経験を積んだら国家資格をとりましょう!
土木施工管理技士です。
いきなり1級を受験する人がいますが、2級からの受験をオススメしてます。
土木施工管理技士2級の試験を1級よりもお勧めする理由は以下の通りです
- 受験資格の取得が容易
- 2級は実務経験が少なくても受験可能(例:大学指定学科卒業で1年以上の実務経験)
- 1級は長期の実務経験が必要(例:大学指定学科卒業で3年以上の実務経験)
- 合格率が高い
- 2級の合格率は1級より高い(2021年度:2級1次70.7%、2次40.7%、1級1次60.6%、2次36.6%)
- キャリアステップとして有効
- 2級取得後、実務経験を積んで1級受験が可能
- 2級でも主任技術者として働くことができる
- 技士補資格の取得
- 2級の第一次検定合格で「技士補」資格を取得でき、仕事の幅を広げられる
- 受験のハードルが低い
- 2級の第一次試験は17歳以上なら誰でも受験可能
これらの理由から、まずは2級を取得してキャリアを積み、その後1級を目指すことをお勧めします。
まずは着実に2級を取得しましょう!大手ゼネコンさんだと「うちは1級しか認めない」というところもありますが大手ゼネコンさん以外であれば大抵2級で事足ります。
2級を取得してから1級にチャレンジしても全然遅くありません。
専門知識とマネジメントスキル
そして施工管理としてキャリアアップを目指すのであれば欠かすことのできないスキルが必要になってきます。
それが「専門知識」と「マネジメントスキル」です。
更に細くいうと沢山ありますが割愛します。
土木施工管理において専門知識とマネジメントスキルが必要な理由は以下の通りです。
- プロジェクトの成功に不可欠
- 専門知識により、工事の計画から完成までの全過程を適切に管理できる
- マネジメントスキルを活かし、チームをまとめ、プロジェクトを成功に導く
- 現場の安全性と効率性の向上
- 技術的知識により、現場での問題解決能力が高まり、工事を効率的に進められる
- 安全管理の知識で、工事現場での事故を未然に防ぐ
- 品質と工期の確保
- 測量、設計、施工管理の知識で、高品質な工事を実現
- 工程管理スキルにより、予算内で期限通りに完成させることが可能
- 複雑な状況への対応
- 様々な工事の特徴や目的を理解し、最適な施工を検討できる
- 現場で発生する問題やトラブルに迅速に対処する能力が求められる
- コミュニケーションと調整
- 工事に関わる多様な人々とのコミュニケーションや調整が必要
- 工事の記録や報告など、適切な書類作成能力も重要
これらの理由から、土木施工管理技士には高度な専門知識とマネジメントスキルが不可欠であり、これらのスキルを持つことで、プロジェクトの円滑な進行と成果達成に大きく貢献できます。
そしてこれらをこなす事によってキャリアップにつながっていきます。そして年収にもダイレクトにつながっていきます。
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