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『土木施工管理はやめとけ』は真実か!?

結論から言いましょう。そんなことはありません。断言できます。

全員に当てはまるかと言えば答えは「NO」です。しかしこれは他の職業でも当てはまるでしょう。

土木施工管理の仕事はやりがいのある仕事です。

「きたない・きつい・くさい」など偏った意見などが多く見られますが決して負の側面だけではないでの解説していきます。

目次

「土木施工管理はやめとけ」という意見は時代遅れ

「土木施工管理はやめとけ」という意見は時代遅れになりつつあります。かつては労働環境の問題から敬遠されていましたが、近年の業界改革により状況が改善されています。

過去の問題点

  1. 長時間労働:残業時間が月30〜50時間程度と長く、休日も少なかった
  2. 膨大な業務量:現場管理からデスクワークまで多岐にわたる業務
  3. 給与面の不満:特に経験の浅い段階で業務の大変さに見合わないと感じられた

現在の改善点と将来性

  1. 働き方改革:2024年4月から残業時間の上限規制が導入され、労働環境が改善される見込み
  2. 未経験者の参入機会:特定の資格や学歴がなくても挑戦可能
  3. 建設DXの推進:ICT技術の導入により業務効率化が進行中
  4. 高い需要:インフラ整備や更新の需要が高く、仕事がなくなる心配が少ない
  5. 市場価値の上昇:少子高齢化による人材不足で、土木施工管理の価値が高まっている

土木施工管理は、地域発展に貢献できるやりがいがあり、努力次第で高給を得られる将来性のある職業となっています。

土木施工管理の労働環境はどう変わっている?

土木施工管理の労働環境は近年大きく改善されつつあります。主な変化は以下の通りです

働き方改革の推進

  1. 残業時間の上限規制:2024年4月から、残業時間に罰則付きの上限が設けられます
    • 原則:月45時間、年間360時間まで
    • 特別な事情がある場合:年720時間まで
    • 単月100時間未満、複数月平均80時間以内などの細かなルールも設定
  2. 有給休暇取得の義務化:2019年4月から年5日の有給休暇取得が義務化されました
  3. 割増賃金率の引き上げ:2023年4月から中小企業における時間外労働の割増賃金率が引き上げられました

業務効率化の推進

  1. 建設DXの導入:施工管理アプリ、リモートワーク、BIM/CIMの普及により、業務効率化と安全性向上が図られています。
  2. ICT施工の活用:
    • 高性能センサーによる現場状況のリアルタイム把握
    • ドローンを使用した空撮・点検業務
    • これらのICT機器導入により、業務の大幅な効率化が進んでいます。

これらの変化により、土木施工管理の労働環境は大きく改善され、より働きやすい職場になりつつあります。

土木施工管理の今後の展望は?

土木施工管理の今後の展望は非常に明るいと言えます。以下に主な理由を挙げます。

高い需要と安定性

  1. インフラ整備の継続的需要:道路、橋、トンネルなどの公共工事は常に必要とされています
  2. 老朽化インフラの修繕需要:高度経済成長期に建設された構造物の維持・補修工事が増加しています
  3. 災害復旧・防災工事:自然災害の増加に伴い、復興や保全の仕事が重要性を増しています

人材不足と若手の需要

  1. 技術者の高齢化:現場で活躍してきた世代が定年退職を迎えつつあり、若手技術者の需要が高まっています
  2. 人材確保の課題:建設業界全体で人手不足が深刻化しており、特に若手の確保が急務となっています

技術革新とグローバル化

  1. スマートシティ計画:自動運転技術の実用化に伴う大規模インフラ改修が予想されています
  2. 海外展開:日本の土木技術の海外進出により、グローバルな活躍の場が広がっています

将来性と社会的意義

  1. 安定した仕事:公共工事が中心のため、景気に左右されにくい安定性があります
  2. 社会貢献:インフラ整備を通じて直接的に社会に貢献できるやりがいのある仕事です

これらの要因により、土木施工管理は将来性が高く、社会的にも重要な役割を担う職業として今後も発展が期待されます。

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この記事を書いた人

土木施工管理18年。
土木施工管理技士1級取得。1級試験は5回くらい落ちました。

そんな自分でもなんとか土木業界18年やって来れました。
技術者に対する知識や資格取得情報の発信とキャリアップを応援!

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