2級土木施工管理技士の試験の概要を解説していきたいと思います。しっかりと対策すれば合格できる試験です。ここはぜひ年収アップの期待も込めて頑張って勉強してみてください!
2級土木施工管理技術検定の概要
試験日程(令和6年度)
- 第一次検定(前期):
- 申込期間:令和6年3月6日(水)〜3月21日(木)
- 試験日:令和6年6月2日(日)
- 合格発表:令和6年7月2日(火)
- 第一次検定(後期)・第二次検定:
- 申込期間:令和6年7月3日(水)〜7月17日(水)
- 試験日:令和6年10月27日(日)
- 合格発表:第一次検定:令和6年12月4日(水)
試験内容
第一次検定
- 形式:記述式
- 合格基準:得点60%以上
- 試験時間:2時間
第二次検定
- 形式:記述式
- 合格基準:得点60%以上
- 試験時間:2時間
- 問題数:7問(必須5問、選択2問)
2級土木施工管理技士の資格は、「土木」「鋼構造物塗装」「薬液注入」の3種類があり、合格すると主任技術者として施工管理を行うことができます。この資格は建設業界で高く評価され、キャリアアップの機会をもたらしてくれます。
2級土木施工管理技士の合格率は!?
第一次検定
過去3年間の合格率は約50%〜70%の範囲で推移しています。
- 令和5年度:54.3%
- 令和4年度:65.3%
- 令和3年度:73.6%
第二次検定
第二次検定の合格率は年度によって変動が大きいですが、概ね35%〜63%の範囲です。
- 令和5年度:62.9%
- 令和4年度:37.9%
- 令和3年度:35.7%
全体的に見ると、第一次検定の方が第二次検定よりも合格率が高い傾向にあります。ただし、年度によって難易度に変化があることに注意が必要です。
1級土木施工管理技士と比較すると、2級の方が合格率は高く、相対的に難易度が低いと言えます。
2級土木施工管理技士の試験は、第一次検定と第二次検定に分かれており、難易度に差があります。
第一次検定
- 難易度:比較的易しい
- 形式:四肢択一式(マークシート方式)
- 合格率:約60%〜70%
- 受験資格:17歳以上であれば誰でも受験可能
第二次検定
- 難易度:やや難しい
- 形式:記述式
- 合格率:約35%〜63%(年度により変動が大きい)
- 受験資格:実務経験が必要(学歴により異なる)
第二次検定は第一次検定と比べて難易度が高く、合格率も低くなっています。しかし、問題の傾向が決まっているため、過去問演習を繰り返し行うことで合格の可能性を高めることができます。
勉強時間の目安は100〜400時間程度で、個人の実務経験により差があります。毎日1〜2時間の勉強を2か月〜半年程度継続することで、合格できる可能性が高まります。
全体として、2級土木施工管理技士は難関資格とまではいきませんが、一定の難しさがある資格と言えます。特に第二次検定では、実際の現場で使える知識が求められるため、長期的な準備が必要です。
2級土木施工管理技士の合格のポイントは?
一番のキモが第二次検定の経験記述になると言えるでしょう。
ここでは第二次検定の経験記述における具体的なポイントを解説していきます。
2級土木施工管理技士の第二次検定における経験記述の具体的な書き方のポイントは以下の通りです。
- 事実を具体的かつ簡潔に記述する
- 「いつ」「どこで」「どのような工事を行ったか」を必ず記載する
- 土木工事以外の工事は記載しない
- 無駄な記述や主観的な内容は避ける
- テーマに沿って自分の経験に基づいて回答する
- 数値をしっかりと記入する。事前に選んだ経験の数値は確認しておく
- 答案の「型」を活用する。例えば
- 工事の概要を説明する
- 現場の状況や特徴を説明する
- 技術的課題を設定する
- 検討項目ごとに以下の構成で記述する
- 項目名
- 検討理由
- 検討内容(具体的に、複数ある場合は番号を振る)
- 受験の手引きに記載されている「実務経験として認められる工事」に該当する経験を選ぶ
- 「実務経験として認められない工事」や「認められない業務・作業」に該当しないことを確認する
これらのポイントを押さえて経験記述を作成することで、高得点を狙うことができます。事前の準備と練習が重要です。
終わりに
2級土木施工管理技士の試験はしっかりと事前準備すれば合格できる試験です。
しかも、国家資格です。これは転職しても、独立しても、自分で会社を作ったとしても使える資格です。
もし、土木に興味があり、これから施工管理者としてステップアップを考えているのであれば是非2級土木施工管理技士の試験にチャレンジしてみてくださいね!
もし、試験の対策でわからないことがあったらお問合せでコメントしてください。
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